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歯の間の黒ずみ黄ばみはフロスでホワイトニングできるってホント?


Quote:Oral B

磨いても磨いても歯の間の汚れが取れない、とお悩みではないでしょうか?小さい頃から歯を磨く習慣を身に付けているのはもはや現代人の常識。それなのに歯の間が汚れている。そんな人を多く見かけます。

歯の間の汚れは実は食べ物や飲み物だけが原因ではなく、歯や歯ぐきの状態が原因になることはあまり知られていません。歯の汚れは単なる審美的なものだというのは大きな誤りで、すぐにでも歯医者に行った方がいいケースもあります。

そういった場合、もちろんプロの歯医者に任せるのが一番ですが、単純な歯の間の汚れはある程度自宅で取ることができます。歯に関しては先進国のアメリカで使われているセルフケアグッズをご紹介します。

1.歯の間の黒ずみの原因

日頃から歯磨きをきちんとしているのに歯の間が汚い、原因は何にあるのでしょうか?歯の汚れの原因は食べ物だけではありません。

1-1 虫歯

歯の間が数カ所だけ黒や茶色に変色している場合は、虫歯の可能性があります。

ただし歯は表から見て変色していなくても、虫歯の場合があるので注意をしてください。表からは何の問題もなく見えても、歯の裏側が変色していて虫歯が分かることもあります。さらに歯と歯の間に変色が見られないのに、虫歯の場合も。いずれもレントゲンを撮ると、虫歯かどうか診断ができます。

虫歯と言うと黒や茶色に変色した穴を想像しますが、穴の開いていない虫歯もあるのはあまり知られていません。歯の汚れのように見える部分が虫歯だった、ということも大いにあります。

歯の間の虫歯は、歯の間にたまった食べ物が原因です。自分では非常に見付けにくい虫歯なので、歯医者へ定期的に通い早めに見付けて治療することをおすすめします。

何の問題もなく見える奥歯


Quote:James Childress D.D.S.Inc.

エックス線で撮影すると(画像は上下逆さ)
矢印の先の影の部分が虫歯


Quote:James Childress D.D.S.Inc.

虫歯の部分をきれいにしてみると


Quote:James Childress D.D.S.Inc.

健康な歯はうっすらと黄味がかっていますが、虫歯の部分は茶色です。全く問題ないように見えていた二つの奥歯の間に、こんなに進んだ虫歯が隠れていました。レントゲンの写真よりも実際の虫歯はとても大きく見えます。これはレントゲンは立体的な物を平面でしか撮影できないため、実際の大きさよりも小さく写ってしまうからです。

1-2 歯石

歯石は通常白っぽいものであるのに、時には黒っぽく見える歯石もあります。歯の間の黒ずみが食べ物の汚れだと思ってたら歯石だったということも。


Quote:Dr. Smilez

実はこの黒い歯石に歯茎(はぐき)の病気が隠れていることもあるので、注意が必要です。歯石が黒くなる原因は、歯石の元である歯垢(しこう)が血液と混ざり固まることです。歯茎から出た血の赤血球が歯垢と結びつき黒い歯石となります。このタイプの歯石は歯と歯茎の間にできるので通常は目に見えず、歯医者に行って初めて分かります。

ところが歯ぐきからの出血が原因で、(目に見えるところの)歯の表面に既にある白っぽい歯石に血が入り込み、酸化し黒っぽく変色することがあります。これが歯と歯の間の黒ずみの原因の一つなのです。いずれの黒い歯石の場合も歯ぐきからの出血によるもので、歯周病が元になっており、歯ぐきの状態が悪い人ほど黒い歯石ができやすい、といえます。

黒い歯石は単に色が変色しているだけでなく、時間をかけてできたものなので、白い歯石よりも歯に頑固にこびり付いた状態です。白い歯石は通常の定期健診の時にクリーニングすれば取れますが、黒い歯石をきれいにするには何度か歯医者に足を運ばないといけないこともあります。

注意しておきたいのは黒い歯石をきれいにしただけでは、根本的な解決にはならない、ということです。原因である歯周病の治療しないと、再び黒い歯石ができてしまいます。

黒い歯石を放置すると、歯ぐきに歯石がさらにたまり、歯周ポケットを深くします。そして歯石の表面に歯垢がこびり付き細菌が繁殖し、キツイ口臭の原因にも。歯石は単に汚れが固くなったもの、と軽く考えず歯周病が元でもあることを知っておいてください。

ただし歯医者に行くのが面倒だからといって、自分で歯垢を取ろうとするのはやめましょう。無理に歯石を取ろうとすると、歯のエナメル質を傷付けてしまうことがあるからです。歯医者に定期健診に通い、歯のクリーニングや虫歯の早期発見とともに、歯ぐきの状態を把握しておくことも大切です。

1-3 ブラックトライアングル

あまり聞きなれない言葉かもしれません。こちらの画像をご覧ください。歯の間の黒い(ブラック)三角形(トライアングル)の影。黒ずみというより隙間。ただ遠目に見ると歯の間の汚れのようにも見えるのです。

ブラックトライアングルは原因が明らかで改善できるものと、できないものがあります。

考えられる原因
・間違ったブラッシング
・過度のつまようじの使用
・歯周病
・加齢による歯ぐきの後退
・大人になっての矯正

デンタルケアの道具を間違って使っている場合は、症状の改善が可能です。歯の汚れを取ろうとし力任せに歯磨きをしたり、歯の隙間につまようじを無理やりに入れ込んで食べ物を取ったりしている人は、すぐにやめてください。

さらに歯周病の場合は歯医者に通えば、ブラックトライアングルの改善が期待できます。残念ながら加齢による歯ぐきの後退(40代以降に起こりやすいといわれています)や、大人になっての歯列矯正後にブラックトライアングルができてしまった場合は、審美歯科領域の治療が必要です。

1-4 食べ物・飲み物


Quote:brite dental

歯の間の黒ずみの原因で一番多いのは食べ物や飲み物です。特にほとんどの人が毎日飲んでいる日本茶、コーヒー、紅茶、ウーロン茶などは歯の間の黒ずみの大きな原因になっています。さらには赤ワインやコーラなどの嗜(し)好品も。

食べ物で代表的なのは日本人が大好きなカレー。チョコレートやブルベリーなども歯の間に色素を沈着させてしまいます。意外なところでは醤油(しょうゆ)やソースなども歯の間の黒ずみの原因に。

歯の黒ずみの目安となるのは食べ物や飲み物の色の濃さです。ただ色の濃い食べ物は栄養価が高いので、歯の汚れを気にして避けるのは賢明ではありません。水だけ飲んで過ごすわけにはいきませんよね。

色の濃い食べ物や飲み物をとった後は、歯磨きだけではなく、ザっとでも歯の間の掃除をすると色素が定着しにくくなります。さらに夜は丁寧にフロスをして一日の汚れをきちんと落としましょう。

1-5 その他

歯の間の黒ずみの原因は主に歯や歯ぐきの状態、そして食べ物と飲み物ですが、その他にもいろいろな原因が考えられます。

歯の神経がない場合
ケガや虫歯などで歯の神経が死んでしまうと、歯の水分が急速に無くなり黒ずんできます。

金属イオン
歯に金属(銀)の詰め物や被せ物をしている場合、金属イオンが流出し、歯を黒ずませてしまうことが。

抗生物質
テトラサイクリン系の抗生物質の副作用で歯の黒ずみが起こることがあります。出産直後から8歳頃までにこの抗生物質を投与された子供に出る、特徴的な歯の黒ずみです。

2.歯の間の黄ばみの原因

歯の間の黄ばみの原因は黒ずみの原因と重なっているものもあります。ここでは具体的にどんな成分が黄ばみに影響するのかというアプローチで書いてみます。

2-1 タール(ヤニ)

タバコに含まれるタール(ヤニ)は植物樹脂で、ネバネバとした粘着性のものです。体内に留まり有害物質を出し続けます。タール色素は歯にこびりつき、通常の歯磨き粉ではなかなか落ちません。

それだけではなくタバコは歯周病の原因になるので、それがさらに歯の色の黄ばみを加速させてしまいます。


Quote:Dr. Pulp’s Blog

2-2 タンニン

コーヒー、紅茶、緑茶、ウーロン茶などに含まれる渋みの元になるタンニンが、歯の間の黄ばみの原因に。タンニンはカルシウムや鉄分などの金属イオンと結びき、歯に付着します(注:カフェインレスでもタンニンは入っている)。

お茶の中では緑茶よりもウーロン茶の方が歯に着色しやすく、タンニンが少ないのは、ほうじ茶、麦茶だといわれています。


Quote:readitontheweb

2-3 ポリフェノール

赤ワインやチョコレートに含まれるポリフェノールは、抗酸化作用があり健康にいいと知られていますが、歯へ着色しやすい成分です。赤ワインはタンニンも含んでいます。


Quote:Viral Lesson

2-4 ウコン(ターメリック)

カレー粉に使われるウコン(ターメリック)は天然の着色料です。意外なところで黄色いたくあんに使われていることもあります。


Quote:Coach Nine

2-5 その他

その他の黄ばみの原因としては遺伝的な要素があげられます。遺伝的にエナメル質が薄い歯は黄色く見えがちです。遺伝的な要素の他に、加齢、そして酸の多い食べ物飲み物の取り過ぎも影響があります。


Quote:White & Johnson

3.歯間の黒ずみや黄ばみをフロスで改善

デンタルケアの先進国に住んでいるアメリカ人も歯に着色しやすいコーヒー、コーラ、赤ワインを飲んだり、チョコレートなどをよく食べます。さらにはケチャップやソースなどの調味料も日常的に使う習慣があるのに、アメリカ人は歯が白い印象がありますよね?

いったいどのようにケアしているのでしょうか。今回は歯全体のホワイトニングではなく、歯の間のホワイトニングに絞ってみてみましょう。

3-1 ホワイトニングフロス

日本のような国民皆保険のないアメリカ(先進国で国民皆保険制度がないのはアメリカだけ)。健康保険を職場から提供されたり自費で入っていても、歯科保険は含まれていない場合があります(眼科保険も別)。

歯科保険がないと高額な治療費がかかるので歯のケアをきちんとしないと大変なことになる、という事情から自宅でのセルフケアを熱心にせざるを得ません。歯科保険に入っいても、ある程度の自己負担があったり、入って一定期間は治療費が出なかったり、一年間に出る治療費に上限が合ったり、と制約がある場合も。

さらには保険の種類によって行ける歯科医が決まっているので、職場が変われば歯医者を変えざるを得なかったり、と同じところに住んでいても必ずしも行きつけの歯科医にかかれるわけではありません。

そこで自宅でのケアが重要になってきます。歯のケアの一番の基本はブラッシングです。ただしブラッシングだけでは歯の間はきちんと磨けません。そこでアメリカでよく使われるのがデンタルフロス。フロスは食べかすを取り除くだけでなく、歯の間のホワイトニングにも効果があります。

アメリカでは通常のフロスだけでなく、ホワイトニングを目的としたフロスも売られています。シリカ(食品添加物としても使われる)でコーティングしているもの、重曹や過酸化カルシウム(小麦粉の漂白剤としても使われる)が含まれているものが主です。


Quote:Listerine

シリカをコーティングした物は研磨作用があり、歯の表面の汚れをこそぎ取り、重曹や過酸化カルシウムはそのものにホワイトニング効果があります。特に重曹は日本でも歯磨き粉に含まれている成分です。

食用、薬用と書かれてある重曹を使えば自宅でケアもできますが、おすすめしません。重曹自体に研磨作用があり、それゆえ掃除にも使われるので、歯のエナメル質に直接付けるのはリスクがあるからです。

重曹で歯のケアを考えている方は、重曹が含まれている歯磨き粉やフロスを試してみるといいでしょう。それでも知覚過敏になる人がいるので、十分注意して使ってください。

4.まとめ

歯磨きをやってもやっても歯の間の汚れが取れない。この悩みを一番早く解決するのは着色の原因になる食べ物や飲み物を絶ってしまうことです。どうしてもコーヒーやワインを飲みたい時はストローで、ということもできます。でもそれは非現実的。

日頃歯磨きをきちんとした上でできることは、色の付きやすい食べ物や飲み物を飲んだ後は口をゆすぎ、毎晩歯の間に残った汚れをフロスで落とすことです。

その時にできればホワイトニング系の歯磨き粉やフロスを使ってみましょう。ホワイトニングができるとうたわれているマウスウォッシュもありますが、歯の表面の汚れが取れるわけではありません。歯磨きやフロスをきちんとし、補助的に使用しましょう。

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